ソムリエ・バリスタは舌苔ケアも意識しよう

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舌の構造

舌にはさまざまな役割があります。その中でも大きな役割は味覚を感じるセンサーとしての機能です。味覚を感じるのは「味蕾」と呼ばれる部分です。味蕾は味細胞のあつまりで、その大部分は舌の舌乳頭(ぜつにゅうとう)にあります。舌はよく見るとザラザラしていて表面がでこぼこしています。よくみると気持ち悪いと思われるかもしれませんが、この小さな突起部分が舌乳頭でそこに味蕾は分布しています。この突起部分を広げるとなんと畳10帖分もあるそうです。ここにある一つ一つの味蕾で、「甘み、塩味、苦味、酸味、うま味」を感知します。味蕾の味細胞がこれらの味刺激を受けた時に脳に信号が送られて、美味しい、まずいなどの判断ができるのです。なお、辛味は味覚ではなく痛覚に入るためこの中に入っていません。このように舌は口に入れたものの味を区別する大切な部分ですが、気を付けないとそれを感じなくなってしまうこともあります。

舌苔で味覚が鈍感に

舌苔とは舌に付くコケのことです。どんな健康な人でもこの舌苔は持っています。ですから自分の舌を見て「白い=汚い!」という事にはなりません。むしろ全くない方が問題なのです。だれもがもっている舌苔ですがありすぎると味覚に支障がでます。舌苔が過剰についてしまう原因には、食べかすや粘膜の剥がれた物が舌に溜まってそれを細菌が食べて増えていくことにあります。文字通り食べかすという場合もあります。また唾液の少ない人は口の中が殺菌されないので細菌がたまりやすいです。あまりものを食べたり飲んだりしない人、話をしない人も細菌がたまりやすいと言われています。このような状態が続くと舌の苔が厚くなり、味蕾をふさいでしまいます。味蕾がふさがれると味細胞に刺激がいかないため、物を食べても味を感知しにくくなります。ですから何を食べても味がうすい、となり塩分や糖分の取りすぎとなり体を壊してしまいます。

舌を使う職業の方は舌苔ケアをかかさずに

味を感じなくなると困る方たちもいます。ワインを扱うソムリエや、コーヒーを入れるバリスタの方などは味覚がとても大事な職業です。もちろん味を感じるのは舌だけでなく、嗅覚なども関係してきますが、舌全体を使ってその味を確かめるためにはいつでも敏感に味の違いに気づくようにしておきたいものです。そのような方たちは特に舌苔ケアを意識しすることをおススメします。味覚を敏感に保つために舌のケアを忘れないようにしましょう。ですが舌苔ケアをしすぎるとかえって舌を傷つけてしまうこともあるので、正しい方法で行ってください。