舌苔ケアは必須ではない

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舌苔ケアは口臭対策に必須とされていますが、なかには舌苔ケアは必ずしもしなくてはいけないわけではないという医師もいます。その理由を見てみましょう

舌苔には意味があった

頬の内側はツルッとしているのに対して、舌はザラザラとしています。これは舌の表面に小さな突起があるからです。これによって舌の表面積を広げて味覚を感じやすくしています。さらに舌を守るという役割もあります。この突起部分を広げると、なんと畳10帖分の広さにもなるとも言われています。それくらい突起が多いということです。この舌が汚れて白くみえることがありますが、これは食べ物のかすや粘膜の表皮のかすが残っていることがあるからです。これが口臭の元になるとして問題になっているのですが、口臭の原因は他にもいろいろあります。例えばカレーやコーラを口にした時に色が舌に残りますが、これは一時的なもので健康な口腔内なら唾液で自然に流されるということです。

舌苔で体調が分かる

舌の色が変わるのは物を食べた時だけではありません。風邪をひいたり、睡眠不足が続いている。疲れていたり、ストレスや緊張が高まっていると舌苔は溜まりやすくなります。これは体調不良によって舌の表面が炎症を起こし、荒れた状態になったり、熱をもつことで唾液の分泌が弱まっているからと言われています。また内臓に悪いところがある時にも舌苔がたまり、白くなったり黄色くなったり灰黒色に変色することがあります。これは病気のサインとなっています。内科の医師が舌を出してくださいといって見るものそのためで、それくらい舌は体調の変化を示すバロメーターになるということなのです。ですから舌苔が溜まっている=舌に食べかすなどの汚れが溜まっているというわけではないということです。

舌苔がある時のケアは?

口内が健康なら舌苔は除く必要はないという医師もいらっしゃいます。ブラシやタオルで擦ると舌に傷がつき、生理的にあるべき舌苔まで除いてしまうことがあり、味覚や口腔内の清浄作用などを損ねることがあるようです。朝起きた時口のなかが気持ち悪いというのは、睡眠中の唾液の減少によって起きているので自然の現象だそうです。そういう時には、口をゆすいだ後に上顎に舌を軽くこすりつけるような感じで自分の唾液を出すことが効果的です。どうしても舌苔を除きたい時には専用のブラシで一方向に1.2回だけ優しくなでることが出来ます。ブラシの往復は避けましょう。

舌苔が増えるのは口の中を不潔にしていたり、病気でない限りは疲れやストレスが原因のようですので、良く寝て唾液を出すことを心がけることが一番の解決策となるようです。